パラスポーツで国内初の取り組み
9つのパラリンピック競技団体が
新たな価値創出を⽬指し
共同プロジェクト“P.UNITED” を⽴ち上げ

東京でのパラリンピック開催から2年、⼤会を契機にパラスポーツ競技団体間の連携が深まったことを契機に、9つのパラスポーツ競技団体が合同で活動を⾏っていくプロジェクトを⽴ち上げました。
競技⼒の強化や競技の認知向上、競技⼈⼝の確保など、個々の団体としての活動を⾏ってきた9団体ですが、パラスポーツや障がい者に対する理解を⾼め、「健常者と障がい者がごく当たり前に共に過ごせる社会作り」というパラスポーツ競技団体共通の⽬的に対し、パラスポーツ競技団体として更なる基盤強化が必要ではないか、という共通した課題の気づきから合同でのプロジェクトワークに可能性を感じ、この度、ジョイントマーケティングを重点的に⾏うP.UNITEDとしての活動を開始します。

P.UNITEDを構成する9団体は以下となります。

  • ⼀般社団法⼈⽇本⾞いすカーリング協会
  • ⼀般社団法⼈障害者カヌー協会
  • ⼀般社団法⼈⽇本障がい者乗⾺協会
  • 特定⾮営利活動法⼈⽇本パラ射撃連盟
  • ⼀般社団法⼈⽇本⾝体障害者アーチェリー連盟
  • ⼀般社団法⼈⽇本知的障害者⽔泳連盟
  • ⼀般社団法⼈⽇本知的障がい者卓球連盟
  • 特定⾮営利活動法⼈⽇本パラ・パワーリフティング連盟
  • ⼀般社団法⼈⽇本パラフェンシング協会

<9団体での活動⽅針>

  1. 楽しみを通じて知っていく。社会を変えていく推進⼒としてのパラスポーツの⼒を信じる。
  2. 共に試⾏錯誤する。パラスポーツ同⼠の連携から様々な新しい取り組みに挑戦する。
  3.  D&I、Well-Being、といった、社会や企業の今⽇的課題にも9団体ならでは多様なアプローチを。

競技認知の向上、競技⼈⼝の増加、アスリートの練習環境、財政⾯など、パラスポーツ団体が直⾯するそれぞれの課題に対して、団体ごとの経験や知恵を共有することで、より⼤きな課題に取り組み、パラスポーツ全体や社会への貢献を⽬指し、具体性を持って共⽣社会を実践していきます。

<団体名とロゴマークに込めた思いについて> ※商標出願中

プロジェクト名”P.UNITED” について

社会を変えていくPositiveな存在、時にそれを推進するPowerとなるなど、頭⽂字のP には様々な意味と解釈を込めています。
パラスポーツの新しい取り組みとして、未来に前向きな影響を与えたいという私たちの想いを表しました。

ロゴマークについて

私たちパラリンピック9団体も⼒や知恵、経験をあわせていくことで、ひとつのシンボルとなっていきたい。
そんな私たちの想いを、東京2020⼤会のエンブレムデザイナーである美術家、野⽼朝雄⽒が形にしてくださいました。
個と群のコンセプトから⽣まれたデザインとなっています。

※報道関係者様向け ロゴデータ格納先(短縮URL)https://00m.in/p6zpE

<キービジュアル>

 

<今後の活動について>

・企業とのパートナーシップによる活動/パートナー企業募集

中企業を中⼼とした、パートナーの活動の積極化を⽬指し、障がい者雇⽤率の開⽰など、今⽇的に共⽣社会実現の課題に取り組む企業に向けて、サポートプログラムを充実させていく予定。従来のパラスポーツ体験会や講演会などの啓発活動も、複数団体での活動で新たな価値提供を⽬指します。

・アスリート同⼠の交流、クロストレーニングなども

少⼦⾼齢化社会の中で、競技⼈⼝の⾶躍的な増加が望めない中、競技⼒、競争⼒の向上のために、複数競技での可能性を考える取り組みをアスリートにも積極的に提供していきます。

<P.UNITED代表⽥中⾠美(特定⾮営利活動法⼈⽇本パラ射撃連盟)コメント>
「私たちは、競技⾃体のプレゼンスや活動規模は⼤きくない競技団体の集まりではありますが、9団体が集まることによって、各競技団体の組織基盤の強化を実現し、パラスポーツそのもののプレゼンス向上に貢献することに取り組みます。今後のP.UNITED の活動にご期待ください。」

<公益財団法⼈⽇本パラスポーツ協会⽇本パラリンピック委員会 事務局⻑井⽥朋宏 様コメント>
「P.UNITEDの発⾜、誠におめでとうございます。多様性に満ちた9団体が、本プロジェクトに賛同いただける企業様と協働し、パラスポーツを通じた共⽣社会の具体化を図る取り組みを応援します。また、これらの活動を通じて各団体の組織基盤が強化され、障がいのある⽅のスポーツ参加を促す取り組みが 充実することを期待しています。」

今後の活動は、WEBサイトを中⼼に発信してまいりますので、最新情報をご確認ください。

 

記者発表会を開始しました(8月21日)[PDF]